陶と花 川渕直樹×河村花斧と花悠玄

3月3日(水)から3月9日(火)まで
名古屋栄三越7階特選画廊にて
「陶と花 萌春_Spring 」展が開催されています。

数か月前から
次女が河村先生のお花の教室にお世話になることになり
毎回、活けたお花とお直しのお花の写真を送ってくれます。
とても素敵な花材と素敵な器、
そして
とても素敵な場所に飾ってくださっていて
その凛とした様子に
我が娘の作品(→ ほとんど先生の作品ですね…(笑))ながら
見とれます。

山から採取してくる花材とは違い
季節の先取りのものや
なかなか手に入らないものが多いのですが、
種類といい枝ぶりといい
本当にため息のもれるものばかりなのです。
が、
逆に野の物中心の私にはとっても難しい花材でして
娘にかこつけて(笑)
学びの機会をいただけて本当に幸せです。

突然ですが、この頃思うのです。
今、残し、伝えたい沢山の技。
「師」と呼ばれる方たちがその人生をかけて熟成してきた、貴重な「技」
ま、いっかって目をそらしていたら
もしかしたらすぐにでも消えてなくなってしまうかもしれない…
もう二度と出会いないかもしれない、と。

「技」の伝授は、
文字で伝えることや映像で残していくことも可能でしょうけれど
「師」の佇まいや感性は、
生きているうちに出会わないと、絶対に残っていかないのではないか と。


実際に会って、話して、感じるものがとっても大切なんだと…
言語化できなくても、その方の記憶を全身に思い返すとき、
少しなりとも若い方にも伝えることができるのではないかと、
思います。

伺えてよかった。。

先生にはお会いできなかったけれど、
一枝一枝に、変わらない先生の気力と情熱を感じ
深い「祈り」に充たされるような気持ちになりました。