今、お店の真正面に飾られている
小椋榮一作 栃造 喰籠。
ガラス越しの、冬の弱々しい光をうけて、静かに座っています。
先日、浜松と群馬からお越しいただいた二人連れのお客様がいらっしゃいました。
じっくりと、会長の作品を見ていってくださいました。
こちらの拙い説明にも真剣に耳を傾けてくださり、ひとつひとつに感動されていました。
黒柿の抹茶椀を気に入られたのですが、
初めてのご来店ということで次回にされるとのこと。
社長の抹茶椀を手にお帰りになる際、
「いろいろ勉強になりました。」と深々と挨拶をしてくださいました。
そのものの放つ光の美しさは、言葉や想いを越えていきます。
そっと触れてみて
もう二度と会えないあの笑顔を思い出しました。